【本作品を想像で紹介】

彼の名前は本田進。介護施設で働く純粋無垢な心の持ち主の青年である。
ある時、進の担当の認知症の老婆から「ジョン」と呼ばれ出した事がきっかけで、進は彼女の前では「ジョン」になりきる事を決意する。
しかし、彼女と会話をすると彼女が錯乱する事に違和感を感じ、調べてみると、「ジョン」とは彼女の飼っていた愛犬の名前である事が判明。 進はその日、彼女の愛犬「ジョン」となったのだ。
介護施設の同僚からは「やり過ぎだ」と揶揄されていたが、進の実直なまでの彼女への態度が、彼を取り巻く人々の心に変化を齎していく。
月日が流れ、彼女の様態が悪化し息も絶え絶えの時、「ジョン」こと進は、皆が驚く行動に出る。

実録1年をかけたヒューマンドキュメンタリー傑作が今世紀に登場。
あなたが今、目にしようとしているのは、生物の境界線を超えた人間の現実(リアル)だ。