【キューティーハニー】
公開/2004年5月29日
監督/庵野秀明
脚本/高橋留美
庵野秀明
原作/永井豪
出演/佐藤江梨子
市川実日子
村上淳
及川光博
片桐はいり
小日向しえ
【おすすめたりおすすめなかったり】
派遣OLの如月ハニーは、如月博士に作られた究極のアンドロイド。彼女は「愛の戦士・キューティハニー」に変身し、
自分の体に内蔵された「アイシステム」を巡り、クールな女警部・夏子、私立探偵・早見と共に謎のテロ集団「パンサークロー」と戦う。
出ました!永井豪先生の作品をいじって遊ぼうシリーズの先駆けです。といっても、後に待機している『デビルマン』よりは断然健闘しておりました。
原作ありきの邦画実写化映画において「原作を忠実に」というのは鬼門中の鬼門なのだけど、本作品では忠実過ぎるが故にチープな演出が所々目立ってしまっている気がする。
原作のこのシーンやってみました感も強く、ファンにとっては嬉しくても、そうでない人には鬱陶しくて仕方なかっただろう。
主演のサトエリの入浴シーンにおいては、彼女の脚にある痣が気になってしまうし、役柄にはドンピシャかもしれないが、なんだか観ていて恥ずかしくなる演技。
なにより、適役のシスタージルが男に改悪されているのが何よりも許せない。『デビルマン』よりはいいけど。